ゴールドエンジェル の2023

ゴールドエンジェル の2023

ゴールドエンジェルの2023

牝 栗毛

ゴールドエンジェルの2023インディチャンプステイゴールド
ウィルパワー
ゴールドエンジェルクロフネ
エストレリータ
  

父インディチャンプ、母ゴールドエンジェルの子が生まれました。こちらも芦毛の女の子です。

インディチャンプは昨年、優駿スタリオンステーションで種牡馬入りし、今年、初年度産駒が生まれています。この子も初年度の子になりますね。インディチャンプは2019年のJRA賞・最優秀短距離馬で、その年の安田記念、マイルチャンピオンシップを勝ちました。GⅠで負かした相手にはアーモンドアイ、アエロリット、アルアイン、ステルヴィオ、ダノンキングリー、ダノンプレミアム、モズアスコットなど、そうそうたる顔ぶれです。2020年のマイルチャンピオンシップでは2着に敗れましたが、あのグランアレグリア相手に0.1秒差の競馬で、安定して高いパフォーマンスを発揮しました。

母ゴールドエンジェルはクロフネ肌で、今年19歳となります。すでに繁殖牝馬として実績を残していて、6番子コスモアンジュ(当牧場生産、サマーセール313万円)は中央現役で3勝をマークし、6700万円の賞金を獲得しています。調教ではいつも好時計で駆け抜けてくる馬で、レベルの高い3勝クラスで上位争いしています。1200mで毎回逃げ・先行できる、優れたスピードの持ち主です。
さらにクロフネは母の父として非常に優秀で、少し前ですとクロノジェネシスやノームコアといったGⅠ馬が、最近では昨年のジャパンカップを勝ったヴェラアズール、昨年の秋華賞を勝ったスタニングローズ、牝馬ダート戦線でタフに活躍しているテリオスベル、交流重賞の常連リュウノユキナなど、孫世代にも書ききれないほどの実績馬がいます。

マロンパンナの2023

マロンパンナの2023

マロンパンナの2023

牡 芦毛

マロンパンナの2023レッドファルクススウェプトオーヴァーボード
ベルモット
マロンパンナサウスヴィグラス
アスティスジョオー
  

父レッドファルクス、母マロンパンナの子が生まれました。父譲りの芦毛の女の子です。

母マロンパンナはダートの名種牡馬サウスヴィグラスの肌です。初子から素晴らしい子を産み、昨年のオータムセールで957万円の値が付きました。育成牧場での評価も高く、競走馬としての期待も膨らんでいます。今回生まれた子は3番子です。

母の母アサティスジョオーは2004年の東京2歳優駿牝馬の勝ち馬。牝系をさかのぼれば、国民的アイドルホースのハイセイコーがいます。アサティスジョオーの後継牝馬は2頭いて、そのうちの1頭がマロンパンナです。

サウスヴィグラスは母の父としても好結果を出しています。東京ダービーの覇者ヒカリオーソをはじめ、北海道2歳優駿で2着のアベニンドリーム、
昨年の船橋記念の勝ち馬キモンルビー、現在、中央で4連勝中のオープン馬スズカコテキタイがいます。

レッドファルクスは初年度産駒が現3歳です。中央、地方で16頭が勝ち上がっています。まだ目立った産駒は少ないですが、レッドファルクス自身が5歳でGⅠを勝った馬ですし、これから成長曲線が上がる産駒が増えてくるのではないでしょうか。
この子は日本の馬場適性の高いエンドスウィープの3×3のインブリードを持ちます。

ミューリールベッルムの2023

ミューリールベッルムの2023

ミューリールベッルムの2023

牝 栗毛

ミューリールベッルムの2023エピカリスゴールドアリュール
スターペスミツコ
ミュリールベッルムゴールドヘイロー
ルナマリア
  

父エピカリス、母ミュリールベッルムの子が生まれました。栗毛の牝馬です。

母ミュリールベッルムは地方で4戦1勝。勝利となったデビュー戦は先行策から抜け出し、後続に3馬身差をつけました。競走馬時代は牝馬ながら500kgを超す大型馬で、産駒も大きな子を期待しています。
母の母ルナマリアはジェイドロバリーの肌で、ミュリールベッルムが6番子になります。2番子がストゥディウムで、この馬は地方ダートで大活躍し、羽田盃、ハイセイコー記念、平和賞、ダービーグランプリなどを勝ちました。中央との交流ジャパンダートダービーでは、中央馬相手に4着と善戦しました。

父エピカリスは今年、初年度産駒がデビューします。北海道2歳優駿で圧勝し、翌年のUAEダービーではサンダースノーの2着と、素晴らしいパフォーマンスを見せました。今年の種付け料は30万円(受胎条件)とリーズナブルですが、市場では高値の取引馬が現れていますし、これから種牡馬としての評価が上がる一頭ではないでしょうか。

父も母もキャリアが浅く、未完の大器として次の馬生に入りました。そして、生まれた子はマルゼンスキーの4×4のクロスとなります。底知れない走りをする可能性を持った馬に育って欲しいですね。

ランドマカロンの2023

ランドマカロンの2023

ランドマカロンの2023

牡 鹿毛

ランドマカロンの2023サトノジェネシスディープインパクト
マルペンサ
ランドマカロンエイシンフラッシュ
ミスティーダンス
  

鹿毛の牡馬が続いて生まれました。父サトノジェネシス、母ランドマカロンの子です。

父サトノジェネシスは全兄にGⅠ馬サトノダイヤモンドがいる血統で、セレクトセール当歳で3億240万円という破格の値がつきました。競走馬としては4戦3勝。底を見せないままターフを去り、種牡馬入りしました。活力ある血統で、おいのドゥエレーデは昨年のホープフルステークスを勝利し、今年のUAEダービーでも2着に入り、注目の3歳馬となっています。

ランドマカロンは不出走ですが、繁殖牝馬として期待を持っている一頭です。偶然にも、交配したサトノジェネシスとは同い年で、若い馬同士のカップリングとなります。

母の母ミスティーダンスはスーパーサイアー・サンデーサイレンスの直子で、忘れな草賞・2着という実績があります。この忘れな草賞上位馬は、のちに結果を残す繁殖牝馬が多く、勝ったのがグランパドドゥ(重賞馬パドトロワの母)、3着がスリーローマン(菊花賞馬スリーロールスの母)、13着がオリエンタルアート(有馬記念馬ドリームジャーニー、三冠馬オルフェーヴルの母)でした。

レイバーリフォームの2023

レイバーリフォームの2023

レイバーリフォームの2023

牡 鹿毛

レイバーリフォームの2023サトノダイヤモンドディープインパクト
マルペンサ
レイバーリフォームルーラシップ
ワーキングウーマン
  

父サトノダイヤモンド、母レイバーリフォームの子が生まれました。鹿毛の牡馬です。

母レイバーリフォームはルーラーシップ肌の牝馬で、7歳の若い繁殖牝馬です。競走馬時代は中央で5戦して入着。芝のデビュー戦こそ大敗しましたが、その後のダート戦では全て入着し、5戦目はC・ルメール騎手がコンビを組み、勝ち馬から僅か0.3差の競馬でした。残念ながら未勝利のまま引退となりましたが、未勝利戦では何度も上位争いしました。

繁殖牝馬としての子出しは素晴らしく、初子のシルバーステートの牡馬(競走馬名=モズテイクオフ)は昨年のサマーセールで3080万円という高い評価を受けました。これからデビューする子たちには母の分まで先頭ゴールインを期待したいです。

昨年交配したサトノダイヤモンドはセレクトセール当歳で2億4150万円という高値がつき、競走馬としては有馬記念、菊花賞を制しました。日本ダービーではマカヒキとハナ差の接戦で2着。この馬もC・ルメール騎手とのコンビでした。

初年度産駒は昨年デビューし、今の3歳世代となります。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで2着に好走したシンリョクカをはじめ、出世レースの札幌2歳Sで3着ダイヤモンドハンズ、セレクトセール1歳で1億1550万円の値がついた良血馬で、この春にオープン入りを果たしたサトノグランツなどがいます。やはり産駒は父同様、芝のクラシック・ディスタンスで本領発揮のようです。