パトリツィア2021 牡 上場番号887番
8月25日木曜日、上場番号887番、パトリツィア2021、牡馬です。
父はシュヴァルグランです。父譲りの雄大な馬格を受け継ぎました。シュヴァルグランは遺伝力の強い種牡馬のようです。サマーセールはダート馬を求めている購買者が増えていますが、「中央競馬で活躍できる芝馬を」という方もいらっしゃるでしょう。そうした方には是非ご覧いただきたい一頭です。除外の少ない芝中長距離戦で、長く稼いでくれることを期待しています。父によく似ていることと、もう一点強調したいのは母の父キングズベストという点です。日本ではやや期待先行だったかもしれませんが、昨今、ショウナンバルディ、ミスニューヨーク、トーラスジェミニらが芝中距離重賞で好勝負しています。ワークフォース、エインシンフラッシュを送り出した父として、底力のあるBMSも長所です。
レイバーリフォーム2021 牡 上場番号992番
8月25日木曜日、上場番号992番、レイバーリフォーム2021、牡馬です。
馬産地ですっかり人気種牡馬、シルバーステート産駒の登場です。産駒は牝馬クラシックを盛り上げたウォーターナビレラを筆頭に、ダービーTRを勝ったセイウンハーデス、重賞やリステッドレース連対馬がいます。新馬、2戦目であっさりと勝ち上がる馬が多いですね。これから種付け料が上がる可能性も十分です。本馬も父同様、青鹿毛の好馬体。皮膚が薄く、素軽い動きを見せています。2月生まれで、順調ならば2歳戦の早期デビューも期待できるでしょう。
母はルーラーシップ肌で、重賞馬クラフトワーク、クラフトマンシップらと同じ一族となります。血統表を見れば、ノーザンテースト、パドスール、ジェイドロバリー、フジキセキ、ルーラーシップと、社台スタリオンステーションを彩ってきた種牡馬が並びます。
アイアムエレガント2021 牡 上場番号1017番
8月25日木曜日、上場番号1017番、アイアムエレガント2021、牡馬です。
父サンダースノーはドバイワールドカップ連覇の世界王者です。柔らかい動きを見せていて、産駒は日本の馬場適性も高そうに感じます。サンデーサイレンス系と交配しやすさもあり、一気にリーディング上位へ台頭する可能性のある種牡馬です。この1歳世代が日本での初年度産駒になります。
母アイアムエレガントは千葉セリ出身馬で、2730万円の高額取引でした。中央では新馬勝ちを含めて3勝(ほかにジャンプレース、地方交流戦)。さらに、カタログのセンターにご注目ください。ジャパンダートダービーの覇者マグニフィカ、浦和・桜花賞3着エロージュの名前があります。実績十分の母系です。
レッドスピリッツ2021 牡 上場番号1009番
8月25日木曜日、上場番号1009番、レッドスピリッツ2021、牡馬です。
モーニンの初年度産駒、安定感のあるヘニーヒューズの孫世代です。父譲りの栗毛の馬体、じっくりとご覧ください。パンチのある馬に育っています。
母レッドスピリッツはキャリア1戦で引退。3番人気に推されるほどで、能力を秘めていたことと思います。祖母ドメーヌはチリのG1馬(2歳牝、芝1600㍍戦のレース勝利)という良血です。
母の父マンハッタンカフェはBMSとしても結果を出しています。昨年のチャンピオンズカップ覇者のテーオーケインズをはじめ、今年の帝王賞を勝ったメイショウハリオ、芝短距離の重賞馬レイハリア、今年の天皇賞・春3着テーオーロイヤルがそうです。
エヴァンジェリン2021 牝 上場番号1035番
8月25日木曜日、上場番号1035番、エヴァンジェリン2021、牝馬です。
この日は1042番で終了になるので、だいぶ後ろの順番となりますが、是非チェックしていただければと思います。遅い時間でセリを離れる購買者も増え、お買い得なタイミングかもしれません。
エヴァンジェリンの1歳は今年、初年度産駒がデビューするマインドユアビスケッツの産駒となります。マインドユアビスケッツはドバイゴールデンシャヒーンを連覇した馬で、ダートの優れたスプリンターです。先々、JBCスプリントやフェブラリーSに産駒が出てくることでしょう。
強調点をもう一つ、この馬の母の父はダイワメジャーです。今年になって、BMSとして活躍が顕著です。ダート路線で牡馬にも負けないショウナンナデシコをはじめ、チューリップ賞の勝ち馬ナミュール、関東オークスやブリーダーズゴールドカップを制したグランブリッジがそうです。今後、馬選びで注目してみてはいかがでしょうか。