キクノシャインの2024

安達牧場では馬の出産が始まっています。
生まれた馬たちを紹介していきます。まずは父タリスマニック、母キクノシャインの牝馬です。

父のタリスマニックはBCターフの勝ち馬で、現役時代は様々な国で走り、香港やフランスで日本G1馬キセキやサトノダイヤモンドと対戦したこともあります。四白流星でどこを走っているかすぐにわかる馬。昔のタイテエムを思い出させます。強さはまぎれもなくワールドクラスで、弾むような伸び脚で世界中のファンを熱狂させました。リムジンのように胴が伸びて、距離はもつタイプです。優れた柔軟性や万能なところは、日本での高い適性を予感させます。さっそく産駒サウザンサニーがファルコンSで3着、ナンセイホワイトが東京ダービーで3着と上位争いし、重賞タイトルも見えてきています。

母キクノシャインは地方で7勝（名古屋、園田、佐賀）、2着8回3着9回と、堅実な走りをしました。得意舞台はダート短距離で、名古屋ではB1まで駒を進めています。母の半兄キクノソルは中央5勝馬で、中央・地方で1億6000万以上を獲得しました。こちらはダート中長距離型で、豊富なスタミナを武器に安定した走りを見せました。母系は日本産で長くつながっており、おそらくこの牝馬で日本産8代目となります。母にとっては初めての子。子育て頑張って欲しいです。