ビバラビダの2024

続いては牡馬で父モーニン、母ビバラビダの子の登場です。

母ビバラビダは中央で３勝。ダート短距離が得意で、２着３回３着５回と堅実な成績を残し、獲得賞金は４６００万円を超えました。中級クラスでしっかりと馬主孝行な走りをした馬です。母系は１９８９年桜花賞２着のホクトビーナスにたどり、重賞馬ビーナスラインや重賞２着の実績があるユメノオーラと同じファミリーとなります。
　繁殖牝馬としてはキャリアが浅く、今回出産した馬が２番子となります。初子のセフィラケテル（牡２歳、父アニマルキングダム）は北海道・五十嵐冬樹厩舎に入り、すでに３月１４日の能力検査で合格済みです。５２．６秒で走り、馬体重は４７６ｋｇでした。

父モーニンはご存知ダート競馬で人気の種牡馬です。３歳世代のみの地方競馬サイアーランキングでは、マジェスティックウォリアー、ダノンレジェンドをおさえて現在１位の成績を収めています。モーニンの父ヘニーヒューズと同じく、種牡馬として屈指の存在になっていきそうですね。
　さらにこの子のプロフィールで強調したいのは母の父です。小倉記念の勝ち馬スウィフトカレントです。スウィフトカレントはブルードメアサイアーとして結果を出しておりまして、函館２歳ステークスを勝ったブトンドールや、岩手競馬の大器としてその名が知れ渡ってきたフジユージーンがいます。この子も大きな仕事をやってくれそうな予感がします。是非注目して欲しいです。