4月、馬産地ではセレクションセールの審査が行われ、先日選抜馬の発表がありました。安達牧場からはエヴァンジェリン2023が合格となりました。
エヴァンジェリン2023は父モーニン、母エヴァンジェリンという血統の1歳牝馬です。現在は新冠町のクラックステーブルで中期育成に入っています。写真でおわかりのように、父モーニンと同じ栗毛馬で、冬毛が抜けてすっきりとしてきました。新緑の季節となり、さらに成長を期待できる時期です。どちらかというと胴の詰まった体型で、脚が長く、首さしはわりとゆったりとしています。牝馬ながら見栄えのする姿になってくれると予感しています。
母エヴァンジェリンは社台ファームさんの生産馬で、競走馬時代は川崎競馬で3勝。祖母はイタリア1000ギニー馬という良血です。
父モーニンは安達牧場と好相性で、エヴァンジェリン2023は出来を評価いただき、セレクションセールで合格をいただきました。セールも含め、今後が楽しみな一頭です。
母の父ダイワメジャーについても触れておきたいです。産駒は今年の3歳G1でも活躍のアスコリピチェーノ、芝マイルの一流馬セリフォス、国内外ダートで結果を出しているドンフランキーなど、今の時代もタレント豊富です。
さらにBMSとしても非常に優秀で、今週のヴィクトリアマイルで上位人気のナミュールをはじめ、ダートグレードを手にしたショウナンナデシコ、グランブリッジ、ホッカイドウ競馬クラシック3冠馬で、先日のコスモバルク記念を圧勝したベルピットがいます。ダイワメジャーの底力も受け継いだエヴァンジェリン2023、ぜひご注目ください。